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申命記 2

セイルを巡り歩く

モーセは回り道の年月を語り直す。エドム、モアブ、アンモンには手を出してはならない。私たちの父がそれらの地をエサウとロトの子孫に与えられたからである。戦う世代が死に絶えるまで三十八年が過ぎる。やがてシホンが通過を拒み、その王国がイスラエルが実際に取る最初の地となる。

第2章。

それからわたしたちは向きを変え、わたしたちの父がわたしに告げられたとおり、葦の海の道を通って荒れ野へと旅を続け、長い間セイルの山を巡り歩いた。

そのとき、わたしたちの父はわたしに言われた。

「あなたたちは、もう十分長くこの山地を巡り歩いてきた。北へ向きを変えなさい。 民にこう命じなさい。あなたたちは、セイルに住むあなたたちの兄弟、エサウの子孫の領土を通り過ぎようとしている。彼らはあなたたちを恐れるであろう。よくよく注意しなさい。 彼らを挑発してはならない。わたしは彼らの土地を、足の裏で踏むほどの広さも、あなたたちに与えない。セイルの山はエサウの所有地として与えたからである。 あなたたちは食べる物を彼らから銀で買って食べ、また飲む水も彼らから銀で買って飲みなさい。

あなたの父は、あなたの手のすべての業を祝福してこられた。この大いなる荒れ野を行くあなたの旅を、御父は知っておられた。この四十年の間、あなたの父はあなたと共におられ、あなたは何一つ欠けることがなかった。」

こうしてわたしたちは、セイルに住む兄弟、エサウの子孫の傍らを通り過ぎ、エラトとエツヨン・ゲベルから上って来るアラバの道を離れた。それから向きを変え、モアブの荒れ野の方へ進んで行った。

わたしたちの父はわたしに言われた。「モアブを苦しめてはならない。戦いを挑んではならない。わたしは彼らの土地を所有地としてあなたに与えないからである。アルはロトの子孫に所有地として与えたのである。」

(以前、そこにはエミム人が住んでいた。彼らはアナク人のように背が高く、大いなる強い民であった。 アナク人と同じく、彼らもレファイム人と見なされているが、モアブ人は彼らをエミム人と呼ぶ。 セイルにはかつてホリ人が住んでいたが、エサウの子孫が彼らを追い出して滅ぼし、彼らに代わって住みついた。ちょうどイスラエルが、わたしたちの父が彼らに与えられた土地で行ったとおりである。)

「さあ、立って、ゼレドの谷を渡りなさい。」そこでわたしたちはゼレドの谷を渡った。

カデシュ・バルネアを出てゼレドの谷を渡るまでの期間は三十八年であった。その間に、戦いに出る者の世代はすべて、わたしたちの父が彼らに誓われたとおり、宿営から死に絶えた。 まことに、わたしたちの父の御手は彼らに向けられ、彼らが滅び尽きるまで、宿営から根絶やしにされた。 こうして、戦いに出る者がすべて民の中から死に絶えたとき、 わたしたちの父はわたしに言われた。

「あなたは今日、アルでモアブの境を越えようとしている。 アンモン人に近づいても、彼らを攻めてはならない。挑発してはならない。わたしは彼らの土地を所有地としてあなたに与えないからである。わたしはそれをロトの子孫に所有地として与えたのである。」

(そこもまたレファイム人の地と見なされている。以前そこにはレファイム人が住んでいたが、アンモン人は彼らをザムズミム人と呼ぶ。 彼らはアナク人のように背が高く、大いなる強い民であった。しかし、わたしたちの父はアンモン人の前で彼らを滅ぼされた。アンモン人は彼らを追い出し、彼らに代わって住みついた。 それは、セイルに住むエサウの子孫のために御父がなさったのと同じである。御父は彼らの前でホリ人を滅ぼされ、彼らはホリ人を追い出して彼らに代わって住みつき、今日に至っている。 アビム人はガザに至るまでの村々に住んでいたが、カフトルから出て来たカフトル人が彼らを滅ぼし、彼らに代わって住みついた。) a a v23 カフトルはクレタとその周辺のエーゲ海地方の古い名称である。カフトル人は海を渡る民で、ガザ付近の海岸沿いに住みついた。

「立って、アルノンの谷を渡りなさい。見よ、わたしはヘシュボンの王、アモリ人シホンとその土地をあなたの手に渡した。占領を始めなさい。彼に戦いを挑みなさい。 今日わたしは、天の下のすべての民に、あなたに対する恐れとおののきを与え始める。彼らはあなたの評判を聞いて震え、あなたのゆえに苦しみもだえるであろう。」

モーセ、シホンに和平を申し出る

わたしはケデモトの荒れ野から、ヘシュボンの王シホンのもとに使者を遣わし、平和の言葉をもってこう言った。 「あなたの土地を通らせてください。わたしはただ道だけを通り、右にも左にもそれません。 食べる物は銀で売ってわたしに食べさせ、飲む水も銀で与えて飲ませてください。ただ徒歩で通らせてくださるだけでよいのです。 セイルに住むエサウの子孫や、アルに住むモアブ人がわたしにしてくれたようにです。そうすれば、わたしはヨルダン川を渡り、わたしたちの父がわたしたちに与えてくださる土地に入ることができます。」 しかし、ヘシュボンの王シホンは、わたしたちを通らせることを拒んだ。わたしたちの父が、彼をあなたの手に渡すために、その霊をかたくなにし、その心を頑固にされたからである。それは今日のとおりである。

わたしたちの父はわたしに言われた。「見よ、わたしはシホンとその土地をあなたに与え始めた。さあ、占領を始め、その土地を所有しなさい。」

そこでシホンは彼のすべての民を率いてわたしたちに向かって出て来て、ヤハツで戦った。 わたしたちの父は彼をわたしたちに渡され、わたしたちは彼とその子らと、そのすべての民を撃ち殺した。 そのとき、わたしたちは彼のすべての町を占領し、男も女も子供も、ことごとく滅ぼし尽くして、一人の生き残る者も残さなかった。 わたしたちはただ家畜だけを自分たちの分捕り物とし、占領した町々の戦利品を奪い取った。 アルノンの谷の縁にあるアロエルと、谷の中の町から、ギレアドに至るまで、わたしたちにとって難攻不落の町は一つもなかった。わたしたちの父は、それらをことごとくわたしたちに渡してくださった。 ただし、あなたはアンモン人の土地、すなわちヤボクの谷の岸辺一帯や山地の町々には近づかなかった。わたしたちの父がわたしたちに命じられたとおりである。

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