読んで。受け取って。すすめてください。

♥ ご意見

ルカによる福音書 4

荒れ野で試みられる御子

四十日の後、空腹のイエスは聖書をもって悪魔に答える。あなたの父だけを礼拝せよ。故郷の会堂でイザヤ書を読み、それが今日成就したと語ると、同じ群衆が彼を崖から突き落とそうとする。別の所では悪霊たちが彼の名を叫び、彼はそれを黙らせ、病人たちが癒やされる。

第4章。

イエスは聖霊に満ちて、ヨルダン川から帰り、霊に導かれて荒れ野におられた。 四十日の間、悪魔に試みられた。その間は何も食べず、それが終わると空腹を覚えられた。

悪魔はイエスに言った、「もしお前が神の子なら、この石にパンになれと命じてみよ。」

イエスは答えられた、「『人はパンだけで生きるのではない』と書いてある。」

それから悪魔はイエスを高い所に連れて行き、一瞬のうちに世界のすべての国々を見せた。 そして言った、「この一切の権力とその栄華とをお前に与えよう。これはわたしに任されていて、わたしが望む者に与えるのだから。 だから、もしお前がわたしを拝むなら、すべてはお前のものになる。」

イエスは答えられた、「『あなたの父を拝み、ただその方にのみ仕えなさい』と書いてある。」

それから悪魔はイエスをエルサレムに連れて行き、神殿の一番高い所に立たせて言った、「もしお前が神の子なら、ここから飛び降りてみよ。 こう書いてあるからだ、『その方はあなたのために天使たちに命じて、あなたを守らせる』 また、『彼らはその手で あなたを支え、あなたの足が石に打ち当たらないようにする』とも。」

イエスは答えられた、「『あなたの父を試してはならない』と言われている。」

悪魔はあらゆる試みを終えると、時が来るまでイエスから離れ去った。

御父の子、力を帯びて帰られる

イエスは聖霊の力に満ちてガリラヤに帰られた。そして、その評判は周りの地方一帯に広まった。 イエスは諸会堂で教えられ、皆から崇められた。

イエスはお育ちになったナザレに来られ、いつものように安息日に会堂に入り、朗読しようとして立たれた。 預言者イザヤの巻物が手渡され、それを開くと、こう書いてある所を見つけられた。

「わたしたちの父の霊がわたしの上におられる。 貧しい人々に良い知らせを告げるために、父がわたしに油を注がれたからである。 父はわたしを遣わし、捕らわれ人には解放を、 目の見えない人には視力の回復を告げ知らせ、 虐げられている人々を自由にするためである、 わたしたちの父の恵みの年を告げ知らせるためである。」 a a v19 ヨベルの年を暗示している。負債が帳消しにされ、捕らわれ人が解放され、土地が返された年である。

イエスは巻物を巻き、係の者に返して座られた。会堂にいるすべての人の目がイエスに注がれた。

そしてイエスは話し始められた、「今日、この聖書の言葉が、あなたがたが聞いているうちに実現した。」

皆はイエスをほめ、その口から出る恵み深い言葉に驚いて言った、「この人はヨセフの子ではないか。」

イエスは彼らに言われた、「あなたがたはきっと、『医者よ、自分自身を治せ』ということわざをわたしに引いて、『カファルナウムで起こったと聞いたことを、この故郷でもしてみよ』と言うだろう。」 そして言われた、「よく言っておく。預言者は自分の故郷では受け入れられないものだ。 しかし、よく言っておく。エリヤの時代、三年六か月の間天が閉じて大飢饉が全地を襲ったとき、イスラエルには多くのやもめがいた。 だが、エリヤはそのだれのもとにも遣わされず、ただシドンのサレプタにいる一人のやもめのもとにだけ遣わされた。 また、預言者エリシャの時代、イスラエルには重い皮膚病を患う者が多くいたが、シリア人ナアマンのほかにはだれも清くされなかった。」

これを聞いて、会堂にいた皆は憤慨した。 人々は立ち上がってイエスを町の外へ追い出し、町が建っている丘の崖まで連れて行き、突き落とそうとした。 しかし、イエスは人々の間を通り抜けて立ち去られた。

イエス、汚れた霊を黙らせる

イエスはガリラヤの町カファルナウムに下って行き、安息日に人々を教えられた。 人々はその教えに驚いた。その言葉には権威があったからである。 会堂に汚れた悪霊に取りつかれた男がいて、大声で叫んだ、 「ああ、ナザレのイエスよ、わたしたちにかまわないでくれ。わたしたちを滅ぼしに来たのか。あなたがだれであるか、わたしは知っている。神の聖者だ。」

イエスはお叱りになった、「黙れ。その人から出て行け。」すると悪霊はその人を皆の前で投げ倒して出て行ったが、彼には何の傷も負わせなかった。

皆は驚いて互いに言い合った、「これはいったい何という言葉だろう。権威と力とをもって汚れた霊に命じると、彼らは出て行くとは。」 そして、イエスのうわさは周りの地方の至る所に広まった。

御父、御子を通して癒される

イエスは立ち上がって会堂を出て、シモンの家に入られた。シモンのしゅうとめが高い熱で苦しんでいたので、人々は彼女のために助けを求めた。 イエスは彼女の枕もとに立って熱をお叱りになると、熱は引き、彼女はすぐに起き上がって人々をもてなし始めた。 日が沈むと、さまざまな病気で苦しむ者を抱えた人々は皆、その病人をイエスのもとに連れて来た。イエスは一人一人に手を置いて癒された。 また、多くの人から悪霊も出て行き、「あなたは神の子だ」と叫んだ。イエスは彼らを戒めて、ものを言うことをお許しにならなかった。彼らはイエスがキリストであると知っていたからである。

夜が明けると、イエスは人里離れた所へ出て行かれた。群衆はイエスを捜し回り、そのもとに来て、自分たちから離れないよう引き止めようとした。

しかし、イエスは言われた、「わたしは、ほかの町々にもわたしたちの父の国の良い知らせを告げ知らせなければならない。わたしはそのために遣わされたのだから。」

そして、イエスはユダヤの諸会堂で宣べ伝えておられた。

A young man reading the Father's Heart Bible (FHB) print edition in a coffee shop 印刷版が出ました

コメント

この章から受け取った思いや問い、心に響いた一言を、ここで分かち合ってください。コメントをくださった方のお名前は、貢献者の一覧に加えられます。

読むこと、コピーすること、分かち合うことは、どなたにも開かれていて、アカウントは要りません。コメント、マーカー、読んでいる場所の保存は無料のアカウントでご利用いただけます。コメントをくださった方のお名前は、貢献者の一覧に加えられます。

家族に加わってください — 無料です →
  • まだコメントはありません。最初の一言をお寄せください。