読んで。受け取って。すすめてください。

♥ ご意見

使徒言行録 9

御子、迫害する者と出会われる

サウロが逮捕状を携えてダマスコへの道を進んでいると、光が彼を打ち倒し、なぜ迫害するのかと問う声がする。三日間目が見えず、怯えながらやって来たアナニアによって癒やされ、彼は宣教を始める。信者たちは彼を疑うが、バルナバが保証する。ペトロはヤッファでタビタを生き返らせる。

第9章。

さて、サウロはなおも主の弟子たちに対して脅迫と殺意に燃え立ちながら、大祭司のもとに行き、 ダマスコの諸会堂あての手紙を求めた。それは、この道に従う者を見つけ次第、男も女も縛り上げてエルサレムに連行するためであった。 a a v2 「この道」は、まだキリスト者と呼ばれる前の、イエスに従う者たちに対する最も古い呼び名であった。 ところが、旅を続けてダマスコに近づいたとき、突然、天からの光が彼の周りを照らした。

彼は地に倒れ、「サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか」と言う声を聞いた。

彼が「主よ、あなたはどなたですか」と言うと、その声は言われた、「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。

起き上がって町に入りなさい。そうすれば、あなたのなすべきことが告げられる。」

彼と共に旅をしていた者たちは、声は聞こえるが、だれの姿も見えないので、ものも言えずに立っていた。 サウロは地から立ち上がったが、目を開いても何も見えなかった。人々は彼の手を引いてダマスコに連れて行った。 彼は三日の間、目が見えず、食べも飲みもしなかった。

さて、ダマスコにアナニアという弟子がいた。主が幻の中で「アナニアよ」と言われると、彼は「主よ、ここにおります」と答えた。

主は彼に言われた、「立って、『まっすぐ』と呼ばれる通りに行き、ユダの家でタルソス出身のサウロという者を捜しなさい。今、彼は祈っている。 そして彼は、アナニアという者が入って来て、再び目が見えるように自分の上に手を置くのを幻の中で見たのである。」

アナニアは答えた、「主よ、わたしはこの人について、彼がエルサレムであなたの聖なる者たちにどれほどの害を加えたか、多くの人から聞いております。 しかも、彼はここでも、あなたの名を呼び求めるすべての者を縛り上げる権限を祭司長たちから受けているのです。」

しかし、主は彼に言われた、「行きなさい。この人は、わたしの名を諸国民や王たち、またイスラエルの民の前に運ぶために、わたしが選んだ器である。 わたしの名のために彼がどれほど苦しまなければならないかを、わたしは彼に示そう。」

アナニアは出かけて行き、その家に入った。そしてサウロの上に手を置いて言った、「兄弟サウロ、あなたが来た途中でお現れになった主イエスが、あなたが再び目が見えるようになり、聖霊に満たされるように、わたしをお遣わしになったのです。」 すると、たちまち彼の目からうろこのようなものが落ち、再び見えるようになった。彼は立ち上がって洗礼を受け、 食事をして力を取り戻した。それから彼は、数日の間ダマスコにいる弟子たちと共に過ごし、 すぐに諸会堂でイエスのことを、この方こそわたしたちの父の御子であると宣べ伝え始めた。 聞いた者は皆驚いて言った、「この人は、エルサレムでこの名を呼び求める者たちをあれほど荒らし回った者ではないか。しかも、彼らを縛り上げて祭司長たちの前に連れて行くために、ここに来たのではないか。」

しかし、サウロはますます力を増し、この方こそキリストであると証明して、ダマスコに住むユダヤ人たちを当惑させた。

かなりの日数がたってから、ユダヤ人たちは彼を殺そうと謀った。 しかし、その陰謀はサウロの知るところとなった。彼らは彼を殺そうと、昼も夜も町の門を見張っていた。 そこで、彼の弟子たちは夜のうちに、彼を籠に乗せて城壁づたいに降ろした。

エルサレムに着くと、彼は弟子たちの仲間に加わろうとしたが、皆は彼を恐れ、彼が弟子であるとは信じなかった。 しかし、バルナバは彼を引き受けて使徒たちのもとに連れて行き、サウロが途中でどのように主を見、主が彼に語りかけられたか、また彼がダマスコでどれほど大胆にイエスの名によって語ったかを説明した。 こうして、彼は使徒たちと共にエルサレムを自由に行き来し、主の名によって大胆に語った。 彼はギリシア語を話すユダヤ人たちと語り合い、議論を交わしたが、彼らは彼を殺そうとねらっていた。 b b v29 ギリシア語を話すユダヤ人たち。ギリシア語とギリシア文化を取り入れたユダヤ人のこと。 兄弟たちはこのことを知ると、彼をカイサリアに連れて下り、タルソスへ送り出した。

御子、ペトロを通してアイネアをいやされる

こうして、教会はユダヤ、ガリラヤ、サマリアの全地方にわたって平和を保ち、築き上げられていった。そして、主を畏れつつ歩み、聖霊に慰められて、その数を増していった。

さて、ペトロはすべての信者の間を巡り歩いていたが、リダに住む聖なる者たちのところにも下って行った。 そこで彼は、八年間も床についていたアイネアという人を見つけた。この人は中風を患っていた。 ペトロは彼に言った、「アイネアよ、イエス・キリストがあなたをいやしてくださる。起きて、自分で床を整えなさい。」すると、彼はすぐに起き上がった。 リダとサロンに住む者は皆、彼を見て、主に立ち帰った。

ヤッファに、タビタという弟子がいた。訳すとドルカスという意味である。彼女は数々の善い行いと、貧しい人々への施しに満ちていた。 c c v36 タビタ(アラム語)もドルカス(ギリシア語)も、「かもしか」という意味である。 そのころ、彼女は病気になって死んだ。人々は彼女を洗い清め、階上の部屋に安置した。 リダはヤッファに近かったので、弟子たちはペトロがそこにいると聞き、二人の者を彼のもとに遣わして、「すぐにわたしたちのところへ来てください」と願った。 そこで、ペトロは立ち上がって彼らと共に出かけた。着くと、人々は彼を階上の部屋に案内した。やもめたちは皆、泣きながら彼のそばに立ち、ドルカスが一緒にいたころに作った下着や上着の数々を見せた。 ペトロは皆を外に出し、ひざまずいて祈った。そして遺体の方を向いて、「タビタ、起きなさい」と言った。すると、彼女は目を開き、ペトロを見て起き上がった。 ペトロは手を差し伸べて彼女を立たせ、聖なる者たちとやもめたちを呼んで、生き返った彼女を引き合わせた。 このことはヤッファ中に知れ渡り、多くの人が主を信じた。 ペトロは、皮なめし職人シモンという人のもとに、幾日もヤッファに滞在した。

A young man reading the Father's Heart Bible (FHB) print edition in a coffee shop 印刷版が出ました

コメント

この章から受け取った思いや問い、心に響いた一言を、ここで分かち合ってください。コメントをくださった方のお名前は、貢献者の一覧に加えられます。

読むこと、コピーすること、分かち合うことは、どなたにも開かれていて、アカウントは要りません。コメント、マーカー、読んでいる場所の保存は無料のアカウントでご利用いただけます。コメントをくださった方のお名前は、貢献者の一覧に加えられます。

家族に加わってください — 無料です →
  • まだコメントはありません。最初の一言をお寄せください。