知識にまさる愛
偶像に供えられた肉を信者は食べてよいのか。偶像は何ものでもなく、万物がその方から出ている父はただひとりである。しかし知識は人を高ぶらせ、愛は人を築き上げる。自分が食べることで、キリストが死んでくださった兄弟を滅ぼすのなら、パウロは二度と肉を食べない。
8 1偶像に献げられた食物について。わたしたちは皆、知識を持っていることを知っています。知識は人を高ぶらせ、愛は人を造り上げます。 2何かを知っていると思う者がいるなら、その人はまだ、知るべきほどには知っていません。 3しかし、だれかがわたしたちの父を愛するなら、その人は御父に知られているのです。
4偶像に献げられた食物を食べることについて。わたしたちは、世に偶像などは無いこと、また唯一の父のほかに父はないことを知っています。 5たとえ天にあるにせよ地にあるにせよ、いわゆる神々が存在するとしても——事実、多くの「神々」、多くの「主」がいます—— 6 しかし、わたしたちにとっては、唯一の父、すなわちわたしたちの父がおられ、万物はこの父から出て、わたしたちはこの父のために存在します。また唯一の主イエス・キリストがおられ、万物はこの主によって存在し、わたしたちもこの主によって存在するのです。 a a v6 ここでパウロは、御父と御子を並べて示しています。唯一の神はわたしたちの父であり、万物の源であって、唯一の主はイエスであり、この方を通して万物が造られたのです。
7しかし、だれもがこの知識を持っているわけではありません。ある人々は、今なお偶像に慣れ親しんでいて、この食物をまことに偶像に献げられたものとして食べ、その弱い良心が汚されるのです。 8食物がわたしたちをわたしたちの父に近づけるわけではありません。食べなくても損をするわけではなく、食べても得をするわけではありません。 9ただ、あなたがたのこの権利が、弱い人々にとって何らかのつまずきとならないように気をつけなさい。 10知識を持つあなたが偶像の神殿で食事をしているのを、だれかが見たなら、その人の弱い良心は、偶像に献げられた食物を食べるようにそそのかされてしまうのではないでしょうか。 11こうして、あなたの知識によって、この弱い人、すなわちキリストがその人のために死んでくださった兄弟が、滅んでしまうのです。 12このように兄弟たちに対して罪を犯し、その弱い良心を傷つけるとき、あなたがたはキリストに対して罪を犯しているのです。 13だから、もし食物がわたしの兄弟をつまずかせるなら、わたしの兄弟をつまずかせないために、わたしは決して二度と肉を食べません。