アグルの告白
30 1ヤケの子アグルの言葉、託宣。この人は言う。「わたしは疲れ果てました、わたしの父よ。わたしは疲れ果てました、わたしの父よ、そして力尽きました。」 2わたしは人と言うにはあまりに愚かで、人の分別を持ち合わせていません。 3わたしは知恵を学ばず、 聖なる方を知る知識も持っていません。 4誰が天に上り、また下って来たのか。 誰が風をその両手のうちに集めたのか。 誰が水を衣に包んだのか。誰が地の果てのすべてを定めたのか。 その名は何か、その子の名は何か。あなたはきっと知っているはずだ。 a a v4 アグルは、これらのことを行ったのは誰か、その子の名は何かと問う。イエスはこの謎に答えられた。「天から下って来た者、すなわち人の子のほかには、誰も天に上った者はいない」(ヨハネ三・13)。御父には御子がおられる。 5わたしたちの父の言葉は、ことごとく真実であると証しされる。御自分に身を寄せる者には、盾となってくださる。 6御方の言葉に何も付け加えてはならない。 さもなければ、御方はあなたを責め、あなたを偽り者とされる。 7わたしはあなたに二つのことを願います。 わたしが死ぬ前に、それらをわたしから拒まないでください。 8偽りと欺きをわたしから遠ざけて ください。貧しさも富もわたしにお与えにならないでください。 ただわたしの分であるパンだけを食べさせてください。 9わたしが満ち足りると、あなたを否んで「神とは誰か」と言うかもしれず、また貧しくなると、盗みを働いて、 わたしの神の名を汚すかもしれないからです。 10僕のことをその主人に中傷してはならない。 さもなければ、彼はあなたを呪い、あなたは罪ある者とされる。 11自分の父を呪い、 自分の母を祝福しない世代がある。 12自分の目に清いとしながら、 その汚れを洗われていない世代がある。 13なんと目の高ぶった世代であることか、 なんとそのまなざしの高慢なことか。 14その歯が剣であるような世代があり、 その牙は刃物、 地から貧しい者を、 人々の中から乏しい者を食い尽くす。 15蛭には二人の娘がいて、 「くれ」「くれ」と言う。決して満ち足りないものが三つ、「もう十分だ」と言わないものが四つある。 16陰府、はらまぬ胎、水に飽くことのない地、 そして「もう十分だ」と言わない火。 17父を嘲り、 母に従うことを侮る目は、 谷の烏がえぐり出し、 若い禿鷲がそれを食らう。 18わたしにとって驚くべきことが三つ、 理解できないことが四つある。 19空を行く鷲の道、岩の上を行く蛇の道、海のただ中を行く船の道、 そして若い女と共にある男の道。 20これが姦淫の女の道である。 彼女は食べて口をぬぐい、 「わたしは何も悪いことをしていない」と言う。 21三つのことのもとで地は震え、 四つのことのもとで地は耐えられない。 22僕が王となるとき、 愚か者が食べ物に満たされるとき、 23愛されない女がついに嫁ぐとき、 仕え女が女主人に取って代わるとき。 24地上に小さなものが四つあるが、 それらは並外れて賢い。 25蟻は力ある民ではないが、 夏のうちに食糧を蓄える。 26岩狸は強い民ではないが、 岩の間に住みかを設ける。 27いなごには王がいないが、 ことごとく隊を組んで進む。 28蜥蜴は手で捕まえられるが、 王の宮殿にも見いだされる。 29堂々と歩みを進めるものが三つ、 堂々と歩くものが四つある。 30獣の中で最も強く、何ものの前にも退かない獅子、 31気取って歩く雄鶏、雄山羊、 そして軍勢を率いる王。 32もしあなたが愚かにも自分を高ぶらせ、 あるいは悪をたくらんだのなら、 手で口を覆いなさい。 33乳を絞れば凝乳ができ、鼻を絞れば血が出る、 そして怒りを絞れば争いが生じる。