御父が訴えを述べられる
私たちの父は、山々を前にして民を法廷に呼び出し、自分が何をしてあなたがたを疲れさせたのかと問う。彼が何を望むのかという問いへの答えは、よく知られているとおり明快である。公正を行い、慈しみを愛し、へりくだってあなたの父と共に歩むこと。そして判決が下る。食べても満たされず、種を蒔いても刈り取ることはない。
6 1わたしたちの父が言われることを聞け。立って、山々の前であなたの訴えを述べよ。丘があなたの声を聞くようにせよ。
2山々よ、わたしたちの父の訴えを聞け。地の変わらぬ基よ、耳を傾けよ。 わたしたちの父はご自分の民に対して訴えを持ち、 イスラエルと争われるからだ。
3わたしの子らよ、わたしがあなたに何をしたというのか。 どのようにあなたを疲れさせたのか。わたしに答えよ。 4わたしはあなたをエジプトの地から導き上り、 奴隷の家から贖い出した。 わたしはあなたの前にモーセ、 アロン、ミリアムを遣わした。 5わたしの子らよ、モアブの王バラクが何を企てたか、ベオルの子バラムが彼に何と答えたかを思い起こせ。 シティムから ギルガルまでのことを。 そうすれば、あなたの父の正しい御業を知るであろう。 a a v5 バラクはイスラエルを呪わせるためにバラムを雇った(民数記22–25章)。シティムからギルガルまでの旅は、約束の地に入るその時に至るまでのわたしたちの父の真実を思い起こさせる(ヨシュア記3–4章)。
6わたしたちの父の前に出るとき、何を携えて行けばよいのか。いと高きところにおられるわたしたちの父の前に、どのようにひれ伏せばよいのか。 焼き尽くす献げ物を携え、 一歳の子牛を携えて御前に出るべきか。 7わたしたちの父は幾千の雄羊を、 幾万の油の川を喜ばれるだろうか。 わたしの背きのために、わたしの長子を献げるべきか。わたしの魂の罪のために、わたし自身の身から生まれた子を献げるべきか。 8主は良いことが何であるかを、あなたに告げられた。 わたしたちの父があなたに求められることは、 正義を行い、慈しみを愛し、へりくだってあなたの父と共に歩むこと、それではないか。 b b v8 古い翻訳が「へりくだってあなたの神と共に歩む」と読むところを、FHBはその言葉が担う親しさを聞き取る。わたしたちの父は、遠く離れた神にただ従うことではなく、ご自分の子らをそば近くに歩むよう招いておられるのだ。
御父の懲らしめが下る
9わたしたちの父の声が町に呼びかける——御名 を畏れることは確かな知恵である——「聞け、 部族よ、またそれを定めた者よ。 10悪しき者の家には、 なお不正による宝と、 呪われた欠けた升があるのか。 11偽りの秤を持ち、欺きの分銅の袋を持つ者を、 わたしは潔白と宣言できようか。 12あなたの富める者たちは暴虐に満ち、 あなたの住民は偽りを語り、 その舌は欺きに満ちている。 13それゆえ、わたし自ら、あなたを打ち始めた。あなたの罪のゆえに、あなたを荒れ果てさせる。 14あなたは食べても満たされず、 あなたの飢えはあなたのうちにとどまる。あなたは蓄えても保つことができず、あなたが保つものを、わたしは剣に渡す。 15あなたは種を蒔いても刈り入れることがなく、 オリーブを絞っても、油を 用いることがなく、ぶどうを絞っても、そのぶどう酒を飲むことがない。 16あなたはオムリの掟を守り、 アハブの家の すべての業に従い、彼らの道を歩んだ。それゆえ、わたしはあなたを荒れ果てさせ、 あなたの住民を嘲りの的とする。あなたはわたしの子らの嘲りを負うであろう。」 c c v16 オムリとアハブは、イスラエルで最も悪名高い王のうちの二人であり、国を深い偶像礼拝へと導いたことで知られている(列王記上16–21章)。