御父の御手は短くない
59 1見よ、わたしたちの父の手は救えないほど短くはなく、 その耳は聞こえないほど鈍くもない。 2しかし、あなたがたの過ちが、あなたがたを あなたがたの父から引き離し、あなたがたの罪が御顔をあなたがたから隠したので、御父は聞いてくださらない。 3あなたがたの手は血で汚れ、 指は罪で汚れている。 あなたがたの唇は偽りを語り、 舌は悪をつぶやく。 4公正を求めて叫ぶ者はなく、 誠実をもって訴える者もいない。 彼らは空しいものに頼り、偽りを語り、 災いをはらんで悪を産む。 5彼らは毒蛇の卵をかえし、 蜘蛛の巣を織る。 その卵を食べる者は死に、卵が割れると毒蛇が飛び出す。 6彼らの巣は衣とはならず、 その作るもので身を覆うことはできない。彼らの業は 不正の業であり、その手は暴虐に満ちている。 7彼らの足は悪に走り、 罪なき者の血を流そうと急ぐ。 彼らの思いは 不正の思いであり、荒廃と破滅が そのすべての道に沿ってある。 8平和の道を彼らは知らず、その道筋に公正はない。彼らは自分の小道を 曲げてしまった。そこを歩む者は誰も平和を知らない。 9それゆえ、公正はわたしたちから 遠く離れ、義はわたしたちに 届かない。わたしたちは光を待ち望むが、あるのは闇ばかり。 輝きを待つが、暗がりの中を歩む。 10わたしたちは盲人のように壁を手探りし、 目のない者のように手探りする。 わたしたちは真昼にも夕暮れのようにつまずき、 力ある者の中で死者のようだ。 11わたしたちは皆、熊のようにうなり、 鳩のように悲しげに嘆く。 わたしたちは公正を待ち望むが、それはなく、 救いを待つが、それはわたしたちから遠く離れている。 12わたしたちの背きはあなたの前で数多く、 わたしたちの罪はわたしたちを責めて 証しする。わたしたちの背きはわたしたちと共にあり、わたしたちは自分の不正を知っている。 13背いて、わたしたちの父を否み、わたしたちの父に従うことから離れ、抑圧と反逆を語り、 偽りの言葉を心にはらんでつぶやくこと。
14こうして公正は退けられ、義は遠く離れて立つ。真理は広場でつまずき、 誠実は入ることができない。 15真理は失われ、 悪から離れる者は略奪される。わたしたちの父はこれを見て、 公正がないことを喜ばれなかった。 16御父は、誰もいないのを見て、介入する者が誰もいないことに驚かれた。 それゆえ、御自身の腕が救いをもたらし、 その義が御父を支えた。 a a v16 わたしたちの父は、救える者が誰もいないのを見て、御自身の腕——その救いの力——を遣わされた。ヨハネはわたしたちの父の腕をイエスであると示している(ヨハネ12:38)。 17御父は義を胸当てのように身に着け、 救いの兜を頭にかぶり、 弁護の衣をまとい、熱情を外套のように身に巻かれた。
18彼らの行いに応じて、 御父は報いられる。敵には怒りを、仇には報復を。 遠い島々にも、それにふさわしいものを報いられる。 19こうして、西では人々がわたしたちの父の名を畏れ、 日の昇る所ではその栄光を畏れる。 御父は激しく流れる川のように来られるからだ、わたしたちの父の風に駆り立てられて。 20そのとき、贖い主——イエス——がシオンに来られる。 ヤコブのうちで自分の罪から立ち返る者たちのもとに、とわたしたちの父は言われる。 b b v20 パウロはイエスの再臨についてのこの節を引用している——ローマ11:26。シオンに来て、わたしたちの父の子らを集める贖い主とは、イエスである。
21「わたしについて言えば、これが彼らとのわたしの契約である」とわたしたちの父は言われる。「あなたの上にあるわたしの霊、 そしてあなたの口に置いたわたしの言葉は、あなたの口から、 あなたの子らの口から、 あなたの子らの子らの口から離れることはない」とわたしたちの父は言われる、「今からとこしえに」。