神のために語るべき言葉
エリフは神のために語る。苦しみは教えであり、耳が開かれることであって、ヨブは広い所へ導き出されていたかもしれない。それから彼の口調は驚嘆に変わる。霧から滴る雨、雷鳴、的を定めて放たれる稲妻。神は偉大であり、私たちは神を知らない。
36 1エリフはなお続けて言った。 2「しばらくわたしを待ってほしい。あなたに示そう。 神のために語るべき言葉が、まだあるのだ。 3わたしは遠くから自分の知識を携えて来て、 わたしを造られた方に義を帰する。 4まことに、わたしの言葉は偽りではない。知識において完全な者があなたと共にいる。 5見よ、神は力強い。しかし侮ることをなさらない。神は理解の力において力強い。 6神は悪しき者を生かしておかず、 苦しむ者に正義を行われる。 7神は正しい者から目を離されることなく、 彼らを王たちと共に、 その王座にとこしえに座らせ、彼らを高く上げられる。 8もし彼らが鎖につながれ、 苦しみの縄に固く捕らえられるなら、 9神は彼らにその行いと、 彼らが高ぶって振る舞ったその背きとを告げられる。 10神は彼らの耳を戒めに開き、罪から立ち返るように命じられる。 11もし彼らが聞き従って神に仕えるなら、 その日々を幸いのうちに全うし、 その年月を心地よく過ごす。 12しかし、もし彼らが聞かないなら、剣によって滅び、 知識もなく死ぬ。 13心の中で神を敬わない者たちは怒りを抱き、神が彼らを縛られても助けを求めて叫ばない。 14彼らの魂は若くして死に、 その命は神殿男娼たちのうちに終わる。 15神は苦しむ者をその苦しみによって救い出し、 逆境を通してその耳を開かれる。 16神はまた、あなたを苦難の顎から引き出し、 束縛のない広く開けた場所へ導き、 あなたの食卓を豊かなもので満たされたであろう。 17しかし、あなたは悪しき者に下るべき裁きで満たされている。 裁きと正義とがあなたを捕らえている。 18憤りがあなたを嘲りへと誘い込まないように気をつけよ。 多額の身代金があなたを迷わせないように。 19あなたの助けを求める叫びが、あるいはあなたの力のすべてが、あなたを苦難から守れるだろうか。 20夜を慕い求めるな。 もろもろの民がその所から断たれる夜を。 21気をつけよ、罪に向かうな。 あなたは苦しみよりもむしろこれを選んだのだから。 22見よ、神はその力によって高く上げられている。 誰が神のような教師であろうか。
23「誰が神のためにその道を定めたのか。 あるいは誰が『あなたは間違ったことをした』と言えようか。 24神の御業をほめたたえることを忘れるな。 人々が歌にたたえてきた、その御業を。 25すべての人がそれを見つめ、人は遠くからそれを見る。 26見よ、神は偉大であって、わたしたちは神を知らない。その年の数は探り尽くすことができない。 27神は水の滴を引き上げられる。 それは霧から雨となって滴り落ちる。 28雲はそれを注ぎ、人の上に豊かに降らせる。 29誰が雲の広がりを、その仮庵のとどろきを理解できようか。 30見よ、神はご自分の周りに稲妻を散らし、 海の深みを覆われる。 31これらによって神はもろもろの民を治め、豊かに食物を与えられる。 32神はその両手を稲妻で満たし、 それに的を撃つよう命じられる。 33その轟きは神のことを告げ知らせ、家畜さえも嵐の来るのを感じ取る。」