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詩篇 36

書

悪しき者とその道

指揮者によって。わたしたちの父の僕、ダビデの詩。

詩は悪しき者の心の内から始まる。彼は自分を褒めそやすあまり、自らの罪に気づかない。その窮屈な独り言に対して、詩は私たちの父へと大きく開かれていく。雲にまで届く愛、山々のような義、喜びの川、そして私たちが光を見る光。

第36章。

背きは悪しき者の心の奥深くで語りかける。 彼の目には、わたしたちの父を畏れる思いがない。

彼は自分の目に自らを甘やかし、自分の罪を見いだすことも、それを憎むこともできない。 彼の口の言葉は悪と欺き。 彼は賢く振る舞うことも、善を行うこともやめてしまった。 彼は寝床の上でさえ悪を企む。 彼は良くない道に自らを置き、 悪を退けようとしない。

わたしたちの父よ、あなたの慈しみは天に達し、 あなたの真実は雲にまで届く。 あなたの義は力強い山々のよう、 あなたの裁きは大いなる淵のよう。あなたは人も獣も救われる、わたしたちの父よ。 あなたの慈しみは何と尊いことでしょう、わたしたちの父よ。 すべての人はあなたの翼の陰に身を寄せる。 彼らはあなたの家の豊かさを味わい、 あなたは喜びの川から彼らに飲ませてくださる。 命の泉はあなたのもとにあり、 あなたの光の中で、わたしたちは光を見る。

あなたを知る者に、あなたの慈しみを注ぎ続け、 心の直き人に、あなたの義を注いでください。 高ぶる者の足がわたしを踏みにじることのないように、悪しき者の手がわたしを追い払うことのないように。 見よ、悪を行う者たちは倒れた。 彼らは打ち倒され、起き上がることができない。

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